精神病院ふしぎ発見!①

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どうもヤニドレイです。

過去に幻聴、幻覚の体験記を書きましたが、今回は入院中の幻覚・幻聴・妄想の話をテーマに書きたいと思います。

・特殊な目を持つ男、ヤニドレイ。編

(↑若干この記事の続き的な話です)

錯乱し、発狂し、精神科病院に保護入院して2週間がたった頃でした。

外からしか開けられない保護室から出て、出入り自由の個室に移動となりました。

この時は幻覚、幻聴自体は無くなりました。入院前の出来事もたったの2週間前ですが薬の副作用か、興奮状態から落ち着いていて忘れかけていた頃でした。しかし、あるきっかけで実は私は悪の秘密結社が恐れる人物であるという妄想を再び信じるようになりました。

ある日、病棟のホールでテレビが映っていました。

私は病棟に置いてある漫画雑誌を読みながら、テレビをチラチラと見ていました。

テレビではリポーターがとある飲食店を取材していました。

『あんまり見ないでくださいよ』『目が危ないですからね』テレビからそう聞こえました。

『読んでないで聞いてくださいよ、もう!』リポーターが喋っていました。

漫画雑誌からテレビに視線を移しました。(あれ・・・、これって・・・)

『ナンタラカンタラ。そうです、思い出してみてください。思い出せるはずです!』リポーターが喋っていました。

(思い出した・・・。嘘だろ・・・。妄想だったのに・・・)

『違うんですね〜、さてナンタラカンタラ』

私はこの時、睨むようにテレビを見ました。

(ふざけるな。何が望みだ。まあ、ただの病気だろうがな)

その時でした。お店の料理を食べようとするリポーターを映していた画面が滑るように地面を映しました。

『ああ、カメラマンさん大丈夫?』スタジオの司会者が心配そうに言いました。

『大丈夫です!』リポーターが言いました。

カメラマンが少しよろけそうになったようでした。

(これは・・・)

怖くなり、ホールから個室に戻りました。

ベッドに横になり、やっぱりアレは妄想じゃなかった。現実だったんだ、そして自分は戦わなければならないと再び心の底から信じました。

ホールに戻り、再びテレビを見ました。

今度は数人の患者さんがテレビを見ていました。

テレビは別の番組に変わっていました。

明るいバラエティのような番組でした。

(悪い奴、いますよね?)

主演者の一人がカメラ目線で頷きました。

(やはり、戦うのですか?)

主演者の一人は笑顔で首を横に振りました。

『やだー、目が怖ーい!』別の主演者の女性がこう言いました。

(目?さっきも目とか言ってたな、三角形に目のマーク関係あるのかな1・・・?)

先ほどの『目が怖い』と言っていた女性が『正解!』と言いました。

「チャンネル変えてもいい?」男性の患者さんにそう言われました。

「え・・・、どうぞ・・・」(なんで俺だけに?)

男性の患者はニュース番組に変えました。

その後は再びホールを出てて、病棟をうろうろしました。そして、冷静になるため手洗い場で顔を洗いました。

目と言っていたので鏡で自分の目をじっと見つめました。

(目がなんなんだ?)

するとしばらくして、鼻血が少し出てきました。

続く


シリーズものにします。

ふざけたタイトルとなりましたが、精神科病院の不思議な体験をまとめたいと思います。

  1. 所謂、プロビデンスの目。某巨大有名秘密結社のシンボルマークですね。 ↩︎
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