前回のつづきです
悪魔崇拝をする秘密結社と戦うために旅という家出をしたヤニドレイ。 財布はおろか、飲み物すら持ち歩かずに家を出た。 旅の途中、携帯ラジオを経由して操り主とコミュニケーションを取る。しかし喉の渇きと空腹から意識がもうろうとしていたところ、警察に保護される。親と無言で共に家に戻るヤニドレイ。
家に戻ると、母親から寝ることを勧められました。
再び睡眠を取って夜中に起きました。
そして、再び旅に出ようとしたら父親と母親に止められました。
父「どこに行くんだ!」
ヤニドレイ「こうするしかないんだよ!」
母親「ゆっくりしてようよ…」
ヤニドレイ「それじゃ遅いんだ!」
父親「家にいてくれ!」
ふと、私は脳裏に体にさわればテレパシー が伝わるのではと考えました。
父親の手を握りました。
父親「大丈夫か…?」
(この世界を救うつもりでいたけど、心配はかけれない。もう寝るよ)と心に念じました。
父親「うん…。うん…」
ヤニドレイ「もう寝るよ」
母親「うん、寝よう。寝れる?」
ヤニドレイ「大丈夫」
両親の隣で、横になり、寝たふりをしました。 ひたすら布団にくるまっていました。
そして気づかないうちに寝ました。
翌朝。頭が重く、考えが色々、止まることのなく浮かびました。
幼稚園の頃の記憶。小学生頃の記憶。
テレビがついていました。テレビの映像は、絵の具をぶちまけたような、ぐちゃぐちゃでした。
そして、声が聞こえました。
『閉じ込まれてる。ガラスを開けろ。破れ!』
目の前のグラスを窓ガラスめがけて投げました。
ガシャーン!
父親が困った顔をして、呼びかけました。
父「大丈夫か!?しっかりしろ」
ヤニドレイ「これでいいんだよ!解放のために!」
今までぐちゃぐちゃだったテレビが、白黒になりました。
そして、カラーになりました。
ラジオで『飯を食わない奴は馬鹿だ』と言っていた、大物芸能人Aが司会の番組でした。
父親があるところへ電話をかけていました。
そして、あるところへ連れて行かれました。
最終話へ
つづく
↓最終話です